主要物性試験
付着性試験(碁盤目、Xカット)
素材と塗膜あるいは、塗膜と塗膜の界面における付着力を測定する。付着力が弱いと塗膜が剥離したり、錆が広がりやすい。
碁盤目試験実施後 | Xカット試験実施後 |
規格 | JIS K-5600-5-6 |
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デュポン衝撃試験
塗膜が外部からの機械的な衝撃に対して、異状をきたさずにどこまで耐え得るかを調べる。
試験後、塗膜の浮き、剥がれ、しわ、割れを観察する。
規格 | JIS K-5600-5-3 |
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鉛筆硬度試験
製品の組立、輸送および清掃等の取扱い時における塗膜の傷付き難さをみる。また、塗膜が適正に硬化しているか否かを調べる。
規格 | JIS K-5600-5-4 |
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テーバ摩耗試験
摩耗、研磨などの機械的作用を想定し、乾燥塗膜を回転する摩耗輪によって表面から次第に離脱する塗膜を調べる。
規格 | JIS K-5600-5-9 |
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屈曲試験・エリクセン試験
素材の変形に対して、塗膜が異状をきたさずに、どこまで追従するかを測定する。エリクセン試験は360度方向の面の延びで、屈曲試験は2方向の線の延びに対する追従性をみる。
試験後、塗膜の浮き、剥がれ、しわ、割れを観察する。
屈曲試験 | エリクセン試験 |
規格 | 屈曲試験 | JIS K-5600-5-1 |
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エリクセン試験 | JIS K-5600-5-2 |