No. | 分類 | 事項 | 回答 |
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1 | 特性・性能 | 除湿能力はどのようにして測定しますか? | 恒温・恒湿槽内(30℃60%環境)に除湿素子を取付けた容器を入れ、除湿素子を動作させて、容器内の相対湿度が、60%から50%になるまでの時間を測定して算出します。 |
2 | 特性・性能 | 動作中に素子は発熱はしますか? | 動作中、素子表面は手で触れられる程度の発熱をします。容器内の湿度が下がると共に、除湿素子に流れる電流も少なくなり、発熱量は低下していきます。 |
3 | 特性・性能 | 電源をOFFにするとどうなるか? | 固体高分子電解質膜は気体を透過しますので、電源をOFFにすると時間の経過と共に容器内外の湿度は平衡状態に戻ります。 |
4 | 特性・性能 | 容器の内側・外側で圧力差がある時、除湿能力はどう変わるか? | 除湿能力は容器内の絶対水分量に概ね比例して変化しますが、容器内外の温度変化による圧力差では除湿能力に影響はありません。 |
5 | 特性・性能 | 膜が結露した状態(始動時)での除湿能力はどうか? | 膜が乾燥するまで、除湿効果を得ることができません。 |
6 | 特性・性能 | 除湿された容器内は、酸素濃度が上がるのでしょうか? | 容器の密閉度に依存しますが、通常の容器ではせいぜい2~3%程度の上昇に収まります。 |
7 | 特性・性能 | -20℃で動作出来るか? | 使用温度範囲は、-10~50℃ですが、-20℃環境でも動作することを確認しております。 |
8 | 特性・性能 | 屋外で0℃以下の場合、電極表面は凍結しないか? | 0℃以下でも凍結する事はありません。 |
9 | 特性・性能 | 気体状で放出されるが、その中に有害ガスを含んでいないか? | 100%純粋な水蒸気で、不純物は一切含まれていません。 |
10 | 特性・性能 | 除湿器「ロサール」の絶縁耐力はいくらありますか? | AC入力端子⇔対地間:商用周波耐電圧性能 AC2000V(1分間)のものとAC1500V(1分間)のものがあります。 |
11 | 特性・性能 | 防爆仕様はないか? | 防爆仕様のものはありません。 |
12 | 使い方 | 取り付け方法は? | 取扱説明書を参照願います。 |
13 | 使い方 | 除湿素子の推奨電源は?突入電流は? | 除湿素子自身の特性上、電源ON時に比較的大きな突入電流が流れますので、電源は取扱説明書に記載しております推奨電源の仕様を満たすものをご使用願います。詳細はこちら各素子の突入電流については、製品仕様書を参照願います。 |
14 | 使い方 | 素子供給電圧は? | DC2.9~3.3Vの範囲でご使用下さい。除湿素子の特性上、DC2.9V以上は確保願います。また、膜の経時劣化を抑制するため、DC3.3V以下でご使用下さい。
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15 | 使い方 | 電源一台で複数駆動することは避けるようにとあるが、それはなぜなのか? | 一台の電源で複数の除湿素子を駆動した場合、次のようなことが懸念されますので、注意事項として記載させて頂いています。
直列接続の場合:いずれか1枚の除湿素子が外部要因で短絡故障した場合、他の正常な除湿素子に過電圧が印加され、故障の原因に繋がる可能性があります。 又、いずれか1枚の除湿素子が何らかの原因で、開放故障した場合、他の正常な除湿素子に電圧が印加されないため、全ての除湿素子が動作しなくなります。 並列接続の場合:いずれか1枚の除湿素子が外部的要因で短絡故障した場合、他の正常な除湿素子へ電圧が印加されないため、全ての除湿素子が動作しなくなります。 |
16 | 使い方 | 使用機種と適用容積との関係は? | 機種選定の目安を参考にしてください
屋外盤の結露対策の場合、除湿素子の性能低下も考慮して、容器内を50%程度まで除湿出来る機種を推奨しています。 但し、適用される製品の仕様により異なりますので、最終的には容器内の湿度をどの程度まで下げたいかで機種を選定して頂く必要があります。 |
17 | 使い方 | どの程度の密封構造が必要ですか? | 除湿器および除湿素子の適用にあたっては、容器が密閉構造になっていることを前提としております。
扉部:外周をパッキンシールにて密閉性を確保して下さい。 ケーブル引込み口:パッキン&パテ等で気密性を確保して下さい。 パッキンでも多孔質の連続気泡スポンジの場合には密閉性が確保出来ていない場合がありますのでご注意ください。 |
18 | 使い方 | 使用する容器の材質としてはどんなものが良いのですか? | 容器の材質は出来るだけ透湿性・吸湿性の無いものを使用して下さい。容器の材質に透湿性がある場合、期待通りの効果が得られませんのでご注意願います。金属やガラスは良好ですが、アクリル、プラスチックおよび建材は吸湿性があるので、期待通りの効果が得られない場合があります。 |
19 | 使い方 | シール材の使用について教えてください? | 容器の気密性を確保するためシール材を使用される場合、シリコン系シール材の使用は避けてください。シール材から発生するオキシムガス&シロキサンガスの影響で除湿素子の性能が短期間で低下します。なお、シリコン系以外のものでもシール材が完全に硬化してから除湿素子を容器に搭載してください。硬化の際に発生する揮発性物質の影響で除湿能力が低下します。
【推奨品】変性シリコンコーク(コニシ(株)製) |
20 | 使い方 | 粉塵・オイルミスト等の環境での除湿への影響は? | 粉塵・オイルミスト等の環境で使用される場合は、粉塵・オイルミスト等が除湿素子面に付着しないよう、透湿シート等を貼り付けてください。
【推奨品】テミッシュ:S-NTF2131A-S06(日東電工(株)製) |
21 | 使い方 | 屋外盤に使用する場合の風雨対策は? | 屋外盤に使用される場合は、雨水が入らないよう防雨カバー(オプション部品)またはカバー等を必ず取付けて下さい。除湿素子表面が濡れると乾燥するまで除湿効果が得られなくなりますので、素子表面を水等から保護できる構造としてください。 |
22 | 使い方 | 素子交換の判断方法は? (寿命の考え方) |
除湿素子の性能は、ご使用と共に徐々に低下していきます。性能低下の程度は、使用環境温度で大きく異なります。
弊社で実施している加速試験での推定寿命(保証値ではありません)は、18℃環境で連続使用の場合、性能半減期(カタログ記載値の1/2)が4~6年です。 連続使用でない場合、性能半減期は延びますが、経時的劣化もありますので稼働時間に比例するわけではありません。 また、使用温度が上がると性能半減期も短くなります。 温度が10℃上昇すると、性能半減期は2年~3年程度となります(10℃上がる毎に約1/2)。性能半減期を過ぎたとしても能力が完全になくなることはありませんが、時間と共に能力が低下していきます。 |
23 | その他 | 評価する場合 貸出可能か? | 除湿器の貸出しは行っておりません。 |
24 | その他 | RoHSに対応しているか? | RoHS規制10物質について法規制値以上の含有はありません。 |
25 | その他 | CEマーキングは対応しているか? | CEマーキングを宣言した製品はありません。 |
26 | その他 | 「ヒーター方式」に比べて値段が高いようですが? | イニシャルコストは高いですがメンテナンスがいらないため、ランニングコストを含めたトータルコストで見るとロサールが断然安くなります。 |
27 | その他 | 故障した場合の修理は可能ですか? | ロサールは、製品毎交換して頂くことを基本にした製品ですので、原則として修理は行っておりません。製品交換での対応になります。 |
28 | その他 | 保証期間は何年ですか? | 1年間です。 |
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